30代イクメンの絵本日記

絵本と疑似体験。30代イクメンが読み聞かせにぴったりな1冊をご紹介します

絵本日記 30代イクメンの楽しい読み聞かせ

〜絵本を通じて世界を知る〜


今回は、世界には色んな人や動物がいて、色んな世界を持っている。
人や動物によって嬉しい事や楽しい事、悲しいことが違う事も学べる?絵本を紹介します。

それは、『かばんうりのガラゴ』
この絵本は、私が絵本好きになったきっかけの絵本でもあります。
『かばんうりのガラゴ』は、カナダ在住の絵本作家、島田ゆかさんの作品です。

ガラゴは旅する鞄屋さん。
右と左で異なる色の靴を履き、手作りのカバンを持ち、旅先で出会う人達の悩みをカバンを通じて解決するお話です。

とにかく、ユニークなキャラクターが魅力的で登場人物たちが細部まで描かれているのが特徴です。よく見ると次に出てくるお客さんが、前のページでこっそりと紹介されていたり、遊び心も満載。
本筋とは関係のない所で、異なるストーリーが展開されていたりと、島田さんの描く世界は、子供だけでなく大人心をもくすぐってしまう絵本です。
私はこの絵本を通じて、
絵本は子供のためだけにあるのではない。ことを学びました。
父親である30代の自分も、子供に読み聞かせを行いながら、一緒に楽しむことができたからです。

絵本は、子供の感受性を豊かにするだけでなく、子育てをする大人の心を育む大切な存在です。絵本を読むことで、忘れてしまった大人の感性を取り戻すこともできると思うのです。

子供たちの個性がさまざまであるように、絵本の好みも、その子によってまったく異なります。
また、絵本の楽しみ方も、きっと違うことでしょう。
子供はとても正直です。自分にとってつまらなければ「つまらない!」と一刀両断されてしまいます。

夫婦によっても「この絵本を読んでほしい」と明確なビジョンを持っている方もいれば、
「どの絵本を読めばいいのかわからない!」と迷っている方もいると思います。
仕事が忙しいこともあって、夜の絵本読み聞かせの時間だけパパのお仕事…という方もいると思います。
そんな迷えるイクメン(もちろんお母さんにも)に向けて、30代イクメンである私個人の体験談をおりまぜながら、
絵本の楽しさを伝えていこうと思います。

次回は、言葉がほとんど出てこない絵本。
言わば『感性で読む絵本』をご紹介させて頂きます。